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ベルト選び 5つのポイント
ビジネスやフォーマルスタイルのアイテムとして、服装のワンポイントとして活躍するベルト。長く使うアイテムだからこそ、自分に合ったものを選びたいですよね。池田屋でも数種類のベルトをご用意していますが、ご自分に合ったものを長く愛用していただきたいと考えています。
そこで今回は、ベルトを選ぶうえで必要な5つのポイントをご紹介させていただきます。
ベルト選び5つのポイント
POINT 1.ベルトの幅
POINT 2.革の質感
POINT 3.革の色味
POINT 4.バックルの色・形
POINT 5.経年変化を楽しめるものを!
おすすめからベルトを選ぶ
カットのしかた
POINT 1
ベルトの幅
フォーマルなら30~35mm
実は、ベルトの幅は1cm違うだけでも見た目が変わってきます。ビジネスや、フォーマルスタイルで使用することを目的にしたベルトは30~35mm程度で販売されているものが多く、こちらの幅であればいろんなシーンでお使いいただけます。
カジュアルなら服装の雰囲気に合わせましょう
普段の服装によってもお使いいただきやすいベルトの幅は変わってきます。きれいめな服装が多い方は33mm程度であれば、お手持ちのお洋服にも合わせやすいですよ。ジーンズなどのカジュアルな服装が多い方は、存在感たっぷりの48mmベルトを使用することでよりカジュアルな雰囲気を楽しむことができます。
【上から順に】ウィニー社ベンズレザーベルト 1穴 48mm・ウィニー社ベンズレザーベルト 33mm・真鍮バックル総革ベルト1070G(30mm)使用
POINT 2
革の質感
同じ牛革でもベルトによって表情が変わります
耐久性のある牛革はベルトの素材で多く使用されており、池田屋でも販売しているすべての素材が牛革です。似たような同じ素材でも、じっくりみてみると、シワ加工を施しているものからスムースなものまで質感はそれぞれ。あなたの好みに合った質感を見つけてみましょう。
【左】真鍮バックル総革ベルト1070【右】真鍮バックル総革ベルト スムースコーティング
【左】ウィニー社ベンズレザーベルト 48mm【右】ブライドルレザーベルト 1穴 48mm使用
POINT 3
革の色味
ビジネスでは黒や茶が鉄板
最初の一本やよく使うベルトは「黒」の方も多いのではないでしょうか。黒のベルトはどんなスーツにも合わせやすく、ビジネスにおいても定番の色ですよね。靴だけ色を変えるなどのあそびも取り入れやすいなどの特徴があります。
また、スーツスタイルのかっちりとした印象の中に、柔らかさを加えることができるこげ茶なども取り入れやすい色として人気です。2本目に買うなら”これ”といった方もよくいらっしゃいますよね。
≪ブラック着用≫
≪ブラウン着用≫
カジュアルでは締めやワンポイントに
ベルトは靴に合わせると全体の服装にまとまりがでて、統一感を引き立ててくれます。服装に迷われる方はまず、靴と色合いを合わせてみるのがいいかもしれません。
また、コーディネートのワンポイントとして使うのもおすすめ。色味のある服装の日には締めとして活躍したり、色味の少ない服装の日には、明るい色をワンポイントとしてなど、服装によってベルトを使い分けることでおしゃれを楽しむこともできますよ。
POINT 4
バックルの色・形
バックルはベルトの顔
ベルトの印象をさらに高めているバックルは、そのベルトに合うようなデザインのものが選ばれています。皆様も、ベルトの革で選ぶよりもバックルのデザインをメインに選んでいる方も多いのではないでしょうか。デザインの違いが分かりやすいバックルはベルトの印象を大きく左右します。例えば、フォーマルな場面では、金具部分が目立ち過ぎないように、あまり太くない物を選ぶのが主流。ベルトを使用するシーンによってバックルの色や形に注目して選ぶようにしましょう。
シルバーはデイリーに、ゴールドは華やかに
池田屋のバックルは、ビジネススタイルでも冠婚葬祭などの特別な場面でも、使いやすいシルバーのバックルは、どんなシーンでも使っていただけるよう金具が太すぎずシンプルなデザインになっています。
一方、ゴールドのバックルは華やかな印象になるため、地味になりがちなビジネススタイルでも華やかさを足してくれるとお選びいただく方も多いです。また、レザーベルトはゴールドのバックルでご用意していますので、服装のなかでもベルトならではの印象を強めてくれますよ。
【左から順に】真鍮バックル総革ベルト スムースコーティング 35mm (銀金具)・真鍮バックル総革ベルト スムースコーティング (銀金具)・真鍮バックル総革ベルト スムース (金金具)・真鍮バックル総革ベルト1070使用
≪フォーマルに使うならこんなことも気にしてみよう≫
・ステッチの有無
ステッチ(縫い目)の有無もベルトを選ぶうえで重要なポイント。フォーマルな場やビジネスシーンにはレザーと同色のステッチをベルトの両端に配したデザインのものを選ぶのがベストです。
・穴の位置
長く使えるビジネス向けのベルトは、体型の変化に合わせられるよう多くのベルトが5個~7個のとおり、奇数個で穴があいています。この穴を「サイズ調整のため」と考えている人が多いのですが、ベルトの留める位置は真ん中の穴で使うのが最も良いとされています。そのため、穴の多さも検討材料のひとつ。なお、使っていくなかで「どうしても体型の変化で難しくなってしまった」などの場合には、真ん中から前後の穴を1つずらすのはOKです。
POINT 5
経年変化を楽しめるものを!
真鍮の変化を楽しむ
池田屋のベルトは表のバッグルだけでなく裏の鋲まで無垢な真鍮が使われています。その理由は、経年変化を楽しんでほしいから。真鍮は表面加工がされていない無垢なものだと、使い込むほど変化していき、自分だけの風合いを味わうことができます。そのため、丁寧なケアで磨くのもよし、勝手にさびていく過程を楽しむもよしと、こだわりをもつ人ほどエイジングを楽しんでいます。
この革ってどうなっていくの?
見た目や値段で選ぶことももちろん大事。ですが、「モノを知る」という意味で素材や機能を調べて使うとより使っていくおもしろさが分かってきます。池田屋のベルトも使っていくほど深い光沢になるものや、使い込むほどフィット感・ホールド感が増すものなど変化は様々。池田屋ではどれも長く使えるものをご用意しておりますので、どんな使用感になっていくのかぜひご理解いただいたうえでご購入いただけるとより使い込む楽しさが生まれてきます。
ウィニー社ベンズレザーベルト 48mm ブラウンで比較。
下のものは使用歴:約3年のものです。
おすすめからベルトを選ぶ
フォーマルな場面におすすめ
真鍮バックル総革ベルト1070
ビジネスやフォーマルなシーンで使いやすい真鍮総革シリーズの中でも最も人気があるのがこちらの「1070」。シリーズの中でも柔らかな革を使用しているので、最初から使い心地が抜群です。また、革の表面には細かなシボ(しわ)をあえて加えることで、高級感のなかでも落ち着いた印象の表面に仕上げました。写真のものはシルバーバックルですが、華やかなゴールドバックルもご用意。服装の印象やお好みでお選びください。
普段使いにおすすめ
ウィニー社ベンズレザーベルト 33mm
牛革の中で最も厚みがあり、強度に優れたベンズレザーはベルト帯に最適な素材といわれています。フルタンニンなめしの革加工において世界トップクラスの名門「ウィニー社」により手がけられた上質な革を使用しているため、使いこむほどにフィット感が増し、抜群のホールド感を実現します。こちらの7穴であれば服装や身体の変化にも合わせやすいので、長く使うにも安心です。
エイジングを楽しむなら
ブライドルレザーベルト 1穴 48mm
なめしの段階で牛革に蝋を塗り込むのが特徴のブライドルレザーは、 繊維を引き締めているため、強度や耐久性に優れています。はじめのうちは革の表面に蝋の白い粉がでてきますがこれは本物の証拠。蝋を落として磨いたり、使い込んでいく自分だけのエイジングを楽しめる一品です。また、一穴なのでより穴が邪魔をすることなくより深い光沢のある革の表情を楽しめます。
カットのしかた
カット式であれば自分で調節が可能
ベルトはあらかじめ長さが決まっている「定尺式」と、ベルトをカットして長さを調整する「カット式」のふたつに大きく分かれます。
カット式であれば、自分で調整することができ、購入したベルトをぴったりのサイズにできます。お手持ちのベルトが気になる方はこちらの手順でやってみましょう!
1.ベルトを裏返して金具をチェックする
2.金具をひらく
↑マイナスドライバーなどを差し込んでひらきましょう
3.バックルとベルト本体を外す
4.バックルの長さを測る
↑金具からバッグルのピン先までが必要な長さになります
5.ベルト本体の必要な長さを測る
↑先ほど測ったバッグルの長さをひいた長さにするのをお忘れなく!
しるしをつけるとより作業しやすいですよ
6.ベルト本体を切る
↑はさみだと作業が難しい場合にはカッターがおすすめ
7.ベルト本体を差し込む
8.金具を閉じて作業完了!
ベルト選び5つのポイント、いかがでしたか。自分に合ったベルトを身につけると、気持ちが引き締まったり、ベルトを中心に服装を考えてみたり。長く楽しめるベルトとみなさまが出会えるような、そんなお手伝いができましたら幸いです。
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