第39回甲州印傳フェア

左:3005 合切袋 黒鹿革×白漆 毘沙門くずし(24,200円)
右:2111 束入れ 黒鹿革×黒漆 紗綾菱(31,900円)



■今年も始まりました!池田屋甲州印傳フェア♪

静岡県に店を構え、ランドセルをはじめ様々な革小物やカバンを企画、販売している『池田屋』。
山梨県で古くから伝わる伝統的工芸品である革製品「甲州印傳」を作り続ける『印傳屋 上原勇七』。

二つの企業が互いの技術と感性をあわせて企画する、年に一度の祭典。
それが、池田屋の「甲州印傳フェア」です。

印傳屋の商品は、革色が「黒」「紺」「赤」「紫」の4種類、漆色が「黒」「白」「赤」「ピンク」の4種類の組み合わせで作られます。
これらの「革色」「漆色」「柄」、そして「商品の形」の組み合わせは厳密に決められており、それ以外の商品は通常存在しません。
その決められた枠を取り払い“この時期だけ”の特別品を用意している池田屋の印傳フェア。
皆様に支えられ、今年39回目の開催を迎えました。

今回ご紹介するのは、
上品で、濃く、深みのあるダークブラウンが懐かしくも新しいフェア限定の漆色【茶漆】と、
日本の伝統柄を印傳屋上原勇七が斬新にアレンジした【毘沙門くずし柄】と【紗綾菱】の限定復刻。
そして2023年の干支「卯」をモチーフにした【月うさぎ柄】です。

印傳上級者さんにはぜひコレクションに加えていただきたい貴重な限定品、印傳初心者さんにはデビューを飾るのにふさわしいモダンな品をご用意いたしました。
長年池田屋をご愛顧くださっている常連さんにとっては、懐かしい色合いやデザインの品もございます。
ぜひこの機会に池田屋へご来店いただき、お手に取ってご覧くださいませ。

※写真で紹介している品以外にも、色、形、柄の組み合わせは豊富に揃えてございます。お気軽にお問い合わせください。
※いずれも数量限定生産です。完売の場合にはなにとぞご容赦くださいませ。
※梅田店、横浜みなとみらい店は一部商品のみの扱いとなります。
※福岡天神店(12月3日オープン)での取り扱いはございません。



■第39回印傳フェア限定漆色 茶漆

No.3005 合切袋 黒鹿革×茶漆 龍(24,200円)

池田屋甲州印傳フェアでは10年以上叶わなかった特別色「茶漆」の再販が、ついに実現しました。
黒や紺などの濃い鹿革の色との相性が良く、生地に光沢を与えながらも主張しすぎない柄が、
日常遣いにも特別な日のお出かけにも使いやすいとご愛用者様からご好評をいただいております。
深く濃く静けさを湛えたダークブラウンが光の加減でわずかに赤みを帯びて輝く、上品な漆色です。

今回は茶漆にあわせて濃茶の鹿革も特別にご用意しました。
濃茶鹿革は、現在印傳屋でも定番品のおつくりがないため、茶漆との組み合わせはまさに“今だけ”“池田屋だけ”の限定品となります。

左:1208 四方開き薄型財布 濃茶鹿革×茶漆 ミニエレファント(8,250円)

右:2107 単束 濃茶鹿革×茶漆 まるねこ(8,250円)



■第39回印傳フェア限定復刻柄 毘沙門くずし

No.2006 札入れ 黒鹿革×黒漆 毘沙門くずし(14,850円)

福や財をもたらす七福神の一神として、そして仏教を守護する四天王の一人として知られる毘沙門天。
その身に纏う甲冑に使われていたという吉祥模様を、印傳屋上原勇七が大胆にアレンジしたのがこの「毘沙門くずし」柄です。
複雑に、けれども整然と絡み合う回廊のようにも見える柄は、目にした者をとらえて離さない不思議な魅力があります。
現在は印傳屋でも扱いのない、希少な復刻柄です。

左:4405 ポーチ 黒鹿革×白漆 毘沙門くずし(8,470円)
右:1002 ファスナー小銭入れ 黒鹿革×茶漆 毘沙門くずし(2,530円)



■第39回印傳フェア限定復刻柄 紗綾菱

No.4604 ペンケース 紺鹿革×白漆 紗綾菱(5,500円)

甲州武田家の家紋でもある武田菱と小桜を、紗綾形文様の中にバランスよく配置した印傳屋オリジナルの「紗綾菱」柄。
細かな漆の粒で形作られる直線と、大きな漆の面が描く武田菱や桜の文様は、大胆さと繊細さを品よく漂わせています。
元々、紗綾形は仏教で吉祥を示す徳の集まりや瑞兆を意味する“卍”を繋げた形として古くから親しまれてきました。
この紗綾菱の中にも“卍”模様を見つけることができます。

左:1103 口金小銭入れ 紺鹿革×ピンク漆 紗綾菱(3,300円)
右:2109 束入れ 黒鹿革×黒漆 紗綾菱(22,000円)



■2023年干支 月うさぎ(池田屋限定オリジナル柄)

No.9854 半周り束入れ 赤鹿革×白漆 月うさぎ(22,220円)

お月さまにはうさぎが住んでいてお餅をついているんだよ、なんて話を幼いころに聞かされたこともあるのではないでしょうか。
月に浮かぶ模様がうさぎに見えることから、日本では古くから月とうさぎは密接に繋がっているとして語り継がれてきました。
池田屋がおつくりする2023年の干支柄は、飛躍を表すうさぎが月(ツキ)の周りを跳びまわる「月うさぎ」柄です。
幸運のモチーフとして有名な四葉のクローバーとシロツメクサもあしらわれた可愛らしい柄を、ぜひお手元に。

左:4703 キーケース 黒鹿革×茶漆 月うさぎ(5,500円)
右:5015 角ミラー 黒鹿革×ピンク漆 月うさぎ(3,520円)



■甲州印傳(印伝)とは?

甲州(甲府)で長年作り続けられている伝統的工芸品です。
軽くて柔らかく、丈夫でしなやかな鹿革に漆で絵柄を描く技法は、今から400年ほど前、遠祖・上原勇七が考案したのが始まりだと言われています。

鹿革は牛革に比べて軽く、水に強いことが特徴として挙げられます。
通気性にも優れ、老化しにくく柔らかいことから人肌に最も近いといわれ、使い込むほど手になじみます。
革専用のクリームなど特別なお手入れが不要という点も使いやすさの理由の一つです。

漆は時が経つほど色が冴え、色合いが変化します。
特に白漆の変化は著しく、ベージュ色からゆっくりと変化し、年月と共に白色が際立ってきます。
黒漆は光沢が増し、赤漆は鮮やかに、ピンク漆は明るく華やかな色合いへと、使うほどに美しく変化する印伝の漆。
その美しさは割れや欠けなどの儚さも持ち合わせておりますが、割れた漆も趣があるとして、色の変化と同じく印伝特有の味わいや長く所有する上での楽しみとして、多くの人に愛されてきました。

製造元:株式会社印傳屋 上原勇七

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印傳フェアは池田屋各店舗にて開催中。
※梅田店、横浜みなとみらい店は一部商品のみの扱いとなります。
※福岡天神店(12月3日オープン)での取り扱いはございません。

お電話での通信販売も承ります。お気軽にご相談ください。
<池田屋ネットショップ>
電話:054-255-9199 (受付時間:9時30分~17時、日曜定休)

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